前回までのあらすじ
小6の発達障害の息子、1年ぶりにてんかんの発作が起こりました。
1日2回けいれんを起こし救急搬送。
帰宅後は週末を穏やかにすごし脳波検査の月曜日
ふたたびけいれん発作。強い薬を服薬していたのにどうして？！
私の背中の向こうで一人遊びをしている息子
ゴトン
私が振り返った瞬間息子と目が合いました。
「ん、ボーっとしてるのかな？？」
それくらい自然にけいれんが始まってあっという間に
意識を失ってしまいました。
強い薬を飲んでいたのにどうして？？？？
「来て――――――！！！！！」
自分でもびっくりするくらいの
大声で2階の在宅ワーク中の夫に助けを呼びます。
めちゃくちゃ混乱しつつも
夫に動画を撮ってもらいました。
てんかんのけいれんは種類がたくさんあります。
両手両足を伸ばすタイプ
ボーっとするだけで終わるタイプ
息子のけいれんは両手両足を曲げたまま震える。
そして目は左を向いていました。
今回のけいれんも今までのそれと同じようなものでした。
3分か5分か
しばらくして意識は戻ったので救急車は呼ばず
病院に連絡して状況を説明しました。
脳波検査の時間までは家で待機することにしました。
待ち時間は2時間
どうかまたけいれんが起こりませんように。。。
祈るような気持ちで夫に息子の看病を託し
私はものすごいスピードで夜ご飯のおかず（カレーとサラダ）を作ります。
危機回避能力が高いＨSP気質なので
帰宅後はおそらく私も疲れているだろうと予測。
この2時間でできる家事はやっつけようと思いました。
しばらく寝ていた息子は食欲は少しあるようでお昼ご飯にうどんを半分食べました。
”食べてくれるってありがたい”
そう思ったのは息子がそれほど元気がなかったから。
脳波の検査は30分ほどで終了しました。
脳波の検査を簡単に言うと
頭に20個のひもがついたセンサーをつけ
センサーが脳の波を計るもの。
心電図のような波を20分記録します。
てんかんの人の波形かどうか
この検査が判断材料になります。
測定の間、寝ていなくてはいけないし
その後に強い光を強制的にあてられるのですが
それでも目をつぶってじっとしていなくてはいけません。
小さい子は全身麻酔をするくらい
動いたり目を開けてはいけない検査です。
けいれん後で疲れているはずの息子ですが
「はい。目をつぶって寝て」
と言われてすぐに寝れるわけもなく。
終始モジモジしていました。
普段から落ち着きがないので検査の時も動きたいだろうによく頑張りました。
検査後、私は先生の話を聞くために病院に残り
息子と夫は先に帰宅しました。
脳波の結果を踏まえたうえで
今後の治療について話を聞きます。
話した内容をざっとまとめるとこの２つ。
・さらに強い薬に替えること
・今後再びけいれんしたら入院すること
「入院」
二文字が頭の中をグルグルしながら
帰りのタクシーに乗りました。
運転手は珍しく女性でした。
行き先を告げると心地よい返事が返ってきます。
ほんの15分くらいでしたが、運転も優しくちょっぴり癒されたひとときでした。
先日のそれとは違って車酔いもせず到着です。
昼間に作っておいたカレーがあるので
温めるだけでOK。
息子の食欲も心配でしたが、カレーを食べて布団に入りました。
けいれんは全力疾走くらいの疲労度と言われています。
きっとすごく疲れたと思います。
同行していた私もどっと疲れて一緒に寝ました。
夜9時
再びけいれんが起こったのです。
末っ子が最初に気づいて家族全員が息子の周りに集まります。
1分くらい意識を失っていましたが
10分後くらいにぼんやり意識を取り戻した息子。
病院に電話をして状況を説明します。
『次にけいれんしたら入院』
入院の受け入れが可能となり
息子、夫、私の3人が病院に向かうことになりました。
夜10時
長女と末っ子に荷造り指示して車に運んでもらいました。
私たちが病院に行っている間、長女と末っ子は留守番です。
末っ子は寝る時間をとっくに過ぎていましたが
心配でずっと見守っていた末っ子。
寂しんぼの末っ子が寝るまで側にいるよう長女にお願いして3人で夜の病院に向かいます。
息子はぼんやりするような、起き上がるような様子で声を出すことなく後部座席に横になっていました。
夕方先生と話した通りこのまま入院となり
私たちは帰宅しました。
息子が好きなぬいぐるみも持って行ったのですが
病院には持ち込めないということで
持ち帰りました。
コロナ禍なので病棟に持ち込めるおもちゃは
アルコール消毒できるものに限るそうです。
残念ながらぬいぐるみ（布製のおもちゃ）は一緒にいられないのでした。。。
頑張って息子。
帰宅したときには日付を越えていました。
さすがにいつもの3時起きはできませんでしたが
次の日の朝も長女のお弁当を作ります。
・市販のいかシュウマイ
・甘酒卵焼き
・小松菜のナムル
・くし刺し冷凍枝豆
・ご飯 お花かまぼこ乗せ
どうやっても頭が働かないので
頭を使わないで作れるものにしました。
タッパーに小松菜を二つに折り曲げて（無理やり）入れて蓋をしてレンチン2分。
まな板の上に小松菜をのせて冷まします。
使い終わったタッパーを洗わず次のおかず作りに使います。
いかシュウマイをタッパーに入れて蓋をしてレンジで2分。
レンチンしている間に小松菜は3センチ幅に切って鶏がらスープの素、塩、ゴマ、ゴマ油で味付けします。
甘酒卵焼きを作ります。
卵、甘酒、みりんをよく混ぜてミニフライパンで卵焼きにします。
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室温に戻しておいた冷凍枝豆は
さやから豆を出して串にさします。
ご飯をお弁当箱に詰めて
いかシュウマイ、小松菜のナムル、卵焼きを詰めます。
くし刺し冷凍枝豆とお花かまぼこをご飯の上にのせてできあがり。
長女は肉が苦手なのでお弁当も肉無しです。
子供たちを送り出し入院準備を整えて息子の面会に行ってきました。
つづく
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