レシピ検索サイト最大手のクックパッドさんの
スタジオで九重味淋さんの商品を使った
オンラインレッスンをさせていただきました。
もう、もう感動(ノД`)・゜・。
九重味淋さんは愛知にある創業250年の老舗味淋蔵。
伝統ある製法で今も昔ながらの
素晴らしい味淋を作られています。
九重味淋の琥珀色は、スーパーでお馴染みのその色とは違います。
この琥珀色は熟成によってできるもので
手間暇かけて作られていることが分かります。
ちょっとここで「みりんとは?」を軽くおさらいしましょう。
みりんの原料はもち米、麹、焼酎の3つ。
実は日本酒の吟醸酒や純米大吟醸のように
みりんも種類があります。
醸造用アルコールを使ったものは
本みりん
みりんの風味はするけど
アルコールが入っておらず、食塩をいれたのが
みりん風調味料
なんかも
「みりん」として売られています。
厳密には「みりん」ではありません。
醸造用アルコールを使うことで焼酎コストを下げられるし
アルコールを入れないことで酒税を逃れられるという
生産速度、コスト優先の
生産者側のメリットがゴリゴリの
作り方がまかり通ってしまっています。
本来のみりんは
もち米・焼酎・麹
この3つの材料で作れれたもの。
「本格本みりん」と言われています。
今お使いのみりんはどうですか?
テリや甘味をつけるために使われる発酵調味料です。
アルコール(14%)が含まれるので昔はリキュールとして楽しまれていました。
みりんのおさらいはこの辺にして
次は、みりんの「もろみ」のお話しです。
一言でいうと「もろみ」は絞って使う前の発酵した食べ物の総称
絞って使う発酵した食べ物
と言えば
日本酒が代表的ですね。
日本酒のもろみは絞ると「日本酒」と「酒粕」になります。
みりんの「もろみ」は絞ると「みりん」と「みりん粕」ができあがります。
もろみ → 絞る → みりん
↘みりん粕
みりんはおなじみですが、副産物である「みりん粕」
みりん粕は、いわば酒粕のみりん版ってことなのですが
市場に出回ることが珍しく「幻の発酵食品」とも言われています。
(◎_◎)!
みりん粕は「こぼれ梅」とも言われています。
ちょっと意識高い系のスーパーに売っているかもしれませんが
スーパーでみかける酒粕ほどスタメンではないのが現実です。
九重味淋ではそんな貴重なみりん粕を食べやすくすりつぶして
ペースト状にしたやわらかペーストみりん粕という商品があります。
あまりにやわらかで、なめらかなで
もう、顔に塗ってパックしたら
美肌になるんじゃないかと思うほどなめらか!!
(この例えww)
酒粕は冷蔵庫から出すとパサパサかペラペラかボロボロ
ですが
やわらかペーストみりん粕は
なめらかですぐに混ぜてもダマにならずに混ぜやすいので
お菓子や料理にすぐ使えます。
今回はティラミスに使いました。
普段、みりん粕だけで食べている変人な私にとっては
かなり控えめのみりん粕の分量ですが
お好きな方は倍量にしてもいいかもです!!!!
味噌汁にちょっと入れて即席粕汁にしてもおいしいです!!!!
(私のみりん粕愛がハンパない・・・)
メインのおかずにはクリスマスらしいローストチキンをご紹介しました。
味付けはもろみ調味液と醤油!あら少ない。←ちょっとオリーブオイルも入ります。
もろみ調味液も見慣れない調味料ですが
みりんを絞る前の「みりんのもろみ」を使った商品です。
臭みを減らしてくれる生姜、みりんの元「もろみ」が入っているので
ローストチキンに使う調味料は少なくてもいいのです。
忙しい年末年始のご飯作りにはありがたいですよね(´▽`*)
ローストチキンといえば骨付きのもも肉。
(ルフィーがもってそうなアレ)
なのですが、今回は手軽に作れる手羽元をチョイスしました。
手羽元なら年中スーパーで買えるから作りやすいです。
作り方のコツは『時間』
ローストチキンの作り方は材料混ぜてほったらかし
あとは食べたいときに焼くだけなのですが
ほったらかす時間は惜しみなく。
くれぐれも漬けてすぐ焼かないでください。
時間がおいしくしてくれます(´▽`*)
すぐに食べないときは冷凍もOKです。
もろみ調味液手羽元ローストチキン
材料 (4人分)
手羽元 12本
★オリーブオイル 大さじ1/2
★もろみ調味液 大さじ2
★醤油 大さじ1
★にんにく(すりおろし) 1かけ
作り方
- 下味をつける。フォークで手羽元に穴をあける。
- ポリ袋に★を合わせる。
- ポリ袋に手羽元を入れて調味料を揉みこむ。空気を抜いてポリ袋の口をしばり冷蔵庫で半日~1日寝かせる。
- ポリ袋を室温に戻す。オーブンを200℃に予熱する。
- 皮目が上になるように手羽元を耐熱紙に広げオーブンで焼く。200℃20分。
レタス(分量外適宜)を敷いたお皿に盛り付ける。
コツ・ポイント
☆もろみ調味液は使う前によく振ってお使いください。
☆10分焼いて途中で焼き汁をかけるとツヤがでます。
☆室温に戻す時間がなーいという時ありますよね。そんな時はレンチンにおまかせ。150Wくらいで1~2分チンしてみてください。あっという間に室温に戻ります。
☆焼いた後に焼き汁が残るので、耐熱紙を持ち上げてスープに焼き汁を入れてください。
☆余裕があれば食べ終わった骨と昆布とひたひたの水を入れて一晩おいて翌日に出すとダシになります
お次はティラミスです
マスカルポーネも生クリームも使いません。
かなりカロリーダウン
なのに!
なめらかでおいしい(´▽`*)
あとからみりん粕の上品な風味が追いかけてきます。
みりん粕にはアルコールが入っていますが
加熱しているのでお子さんも安心して食べられます。
私のようにみりん粕をそのままスプーンですくって食べる変人(笑)は
みりん粕はお湯に入れてください。
または
みりん粕の計量を多めに計って
計りすぎたみりん粕を味見。味見最高!
みりん粕はまるで食べるみりん
アルコールが入っているので
ほろ酔い気分でティラミス作るのもいいですよ(´▽`*)
なめらか♪みりん粕ティラミス
材料 (4人分15cm正方形の型1台分)
みりん粕ペースト 30g
水 100g
★インスタントコーヒー 大さじ2
★砂糖 大さじ1
カステラ 150g
カッテージチーズ(裏ごしタイプ) 200g
水切りヨーグルト 100g
砂糖(グラニュー糖) 50g
卵 2個
ココアパウダー 適量
チャービル 適量←なくてもOK
作り方
- ボールにカッテージチーズを入れて泡だて器で混ぜる。卵黄、砂糖(分量の半量)を加え混ぜる。水切りヨーグルトを加え混ぜる。
- 別のボールに卵白、砂糖(残りの約半量)を加え冷凍庫で冷やす。
- 珈琲シロップを作る。耐熱容器にみりん粕を加えて混ぜる。水を加えて混ぜる。レンジで2分加熱する。★を加えて混ぜる
- 「2」の卵白をメレンゲにする。電動ミキサーでツノが立つまで泡立てる。
- メレンゲの半量を「1」のボールに加えて泡だて器で混ぜる。均一に混ざったら残りのメレンゲを加えてさっくり混ぜる。
- カステラは幅1.5㎝くらいの厚みに切る。
- カステラを型に敷く珈琲シロップを染み込ませチーズクリームの半量をのせる。
- 再びカステラを敷き珈琲シロップを染み込ませる。チーズクリームをのせて冷蔵庫で冷やす。
- 食べる直前にココアパウダーを振りチャービルを飾る
- 容器はこちらを使いました
iwaki パック&レンジ ホワイト BOX小 1000ml 角15.6×15.6×6.6cm
コツ・ポイント
☆レンジは600Wを使いました。
☆スイーツでカロリーは気にしないわ、という方はクリームチーズでも作れます^^
☆みりん粕ペーストはなめらかなのでカステラに染み込みやすく食べやすいです。
☆カッテージチーズは「裏ごしタイプ」を使ってくださいね。
裏ごしてないカッテージチーズでも作れなくはないですが
ブレンダーでなめらかにしてもやっぱり粒粒が残りました。。。
今回ご紹介したやわらかペーストみりん粕やもろみ調味料など
九重味淋さんの商品はこちらでもご覧いただけます^^
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発酵家族チャンネルでは他にも発酵食品の使い方が分かります♪
生き抜くためには息抜きが必要です。
息抜きのようにご覧いただけたら嬉しい。
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