パンはこねるもの
本当にそうでしょうか?
パンをこねるときは「こね台」を使います。
こね台はカビやすく、重く、高い。。。
1、毎日のように使う人
2、毎日使わないけれど、メンテナンスができる人
3、道具からやる気を起こす人
この3つの条件のうち、2つ以上当てはまる人だったら
こね台を買う価値はあります。
やっぱり道具からでしょ!
意気込んでいた頃の私は
こね台を買いました。
これ(こね台)さえあれば、
さも、自分がパン作り名人になった気がして。
使っていると、実際は
1しか当てはまらない人だったことが分かりました。
「毎日のように使うけど、メンテナンスが苦手で道具にこだわらない」
賃貸の決して広いとは言えないマンションで
こね台を置くスペースも収納するスペースも限られてしまい
すみっこに追いやる(=使わない)ことになりました。
気付いたら、こね台がひどく汚れてしまい
衛生的に問題があったので、こね台を使うことを断念しました。
そもそも、自分はパンを作りたかった はず
その気持ちを大事にしたかった。
そして、大事な家族が喜ぶパンを作りたかった。
不慣れなパン作りで戸惑いイライラして、
子供に八つ当たりしない気持ちで作りたかった。
だからこねないパンを考えた。
こねないパンは「こねない」代わりに
タッパーとスプーンでグルグル生地を混ぜて作ります。
材料は粉・酵母・塩・水
パンの塩むすびのようにシンプル。
毎日食べるご飯を毎食炊き込みご飯で作れますか?
パン作りも同じ。
バターや砂糖、卵などスペシャルオプションは
たまに食べるパンで充分。
普段のパンはできるだけ、シンプルに。
こねないパンはそういうパンです。