「お帰り」が言いたくて
娘が帰るまでには家に帰るようにしていますが
最近は娘より帰宅が遅くなることも増えました。
お帰りを言えない代わりにおやつを用意して仕事に行きます。
この日はレモンパン。
メロンパンのレモン版。
「082(おやつ)だよ」のメモを残して。
帰ると、レモンパンが乗ったお皿が洗ってありました。
友達も遊びに来ていたのですが、レモンパンは無かったので
朝焼いたミニピザを出すと、娘がひっそり言っているのが聞こえました。
「うちのお母さんが作ったんだぞー」
友達に自慢。娘はシャイなのですが、嬉しかったのか
家では耳慣れない自慢している。かわいいぞ(笑)
私のパンはお店のパンと明らかに違う。
焼き加減も、生地の質感も。
バターをたっぷり使うクロワッサンは作らないし(洗い物がイヤだから)
サクサクのクロワッサンが食べたければ買ったらいい。
洗い物の手間がチラつきながら作ったクロワッサンなんて
おいしく作れるわけがない。
でも、子供を思う気持ちで作ったパンは私しか焼けない。
子供と私の時間を形にしたのが私が作りたいパン。
だから私はパンを作る。